漫画家志望者におススメの趣味は?
質問箱:おススメできる趣味
質問箱に寄せられた質問を、別途アーカイブしておきます。また随時、加筆修正を加えていきます。
映画を趣味にする利点
漫画と連鎖してる、という意味では一番のオススメは、映画鑑賞でしょうね。手塚治虫先生は、睡眠時間4時間の激務の中でも、年間365本以上の映画を見ることを自分に課しておられたとか。
藤子不二雄のご両人もそれに習って、365本の映画を何年も見ていたとか。元アシスタントの漫画を見ても、A先生仕事が追わた後、スタッフを連れて映画館に行く描写があります。
今はAmazonプライムビデオやNetflixなどの手段も豊富ですが、個人的には映画館で見たほうが集中力も高まり、心に残ります。もっとも田舎では、映画館自体がないところも多いですが……。
落語を趣味にする利点
個人的には落語好きですので、こちらもおすすめしたいですね。仕事中、ながらで鑑賞できるのも利点ですし、夏目漱石の言文一致の近代小説確率に、落語は影響を与えたほどですから。
また寄席は『浮世学問の場』と言われたように、落語自体には教養とか情報がふんだんに盛り込まれております。それらの教養を、楽しみながら学ぶこともできますし。
更に落語は、漫画にとって大事な会話力を鍛える上で、とても重要ですね。ポンポンと情景が浮かぶセリフ回しが真骨頂。山上たつひこ先生や魔夜峰央先生など、多くの漫画家さんが落語を好きな理由でしょう。
何でも活かせるのが漫画
オススメの趣味は、スポーツ・音楽・絵画・彫塑・料理・旅行など色々ありますが。ミケランジェロや湖川友謙先生、増渕聖司先生など、彫刻や塑像をやってる人のデッサン力は、高いですね。
そういえば昔、尊敬する三浦浩子先生が昔、漫画家になるためにはどんな勉強が必要かという読者の質問に、何でも活かせるのが漫画ですとお答えになっておられました。
趣味も損得で考えるのではなく、自分が楽しい・好きだと言うものを優先すべきでしょうね。それが結果的に本業にプラスになるのが理想であって。結果を求めないのが趣味とも言えそうな気がします。
https://mond.how/ja/manzemi_bot
この質問箱では、もう一歩踏み込んだ回答を心がけていますので、質問をお待ちしています。
※本記事はMANZEMI講師のnote記事を承諾を得て転載したものです。