MANZEMI 作品解題ゼミ

MANZEMI 作品解題ゼミ

受講生1,500名以上のMANZEMIが企画する作家志望者のための作品解題

「作品づくりのためには映画を見たり、小説を読んだりした方が良い」と言われているのを耳にしたことがあると思います。その言葉に従い、実際に作品を見てみるものの本当に自分のためになっているのだろうかと思うことはありませんか?

確かにたくさんの作品を見ることも重要です。しかし、ただなんとなく作品を見ているだけでは創作の糧とすることは漫画家志望者や初心者には困難です。多くの場合、漫画家志望者とプロとでは見ているポイントが異なります。また掘り下げが十分でないということもよくあります。

まずはプロはどのような目線で作品を見ているのかを学ぶ必要があります。作品解題ゼミでは、プロと一緒に作品を紐解くことで自身の創作に生かすための目を養うゼミです。

MANZEMI 漫画ネーム講座」の内容をベースにしていますが、本ゼミはどなたでもご参加いただけます。(本ゼミ参加後もしくは参加前に「漫画ネーム講座」も受講いただくとより成長できます。)

講師より

作品解題とは、大辞泉によれば〔書物や作品の著者・成立事情・内容・体裁・出版・発表の年月、他に及ぼした影響などについて解説すること。また、その解説。開題。〕と説明されています。小説や映画や漫画やアニメなどなど、ひとつの作品の内容を深く掘り下げて、解説します。過去には鍋島正治先生とオードリー・ヘップバーンを世に知らしめた映画『ローマの休日』や、田中圭一先生とシルベスタースタローンの出世作『ロッキー』の、解題を行いました。

投稿者や新人作家にとって、たくさんの作品を広く濫読するのも大事ですが、ひとつの作品を深く掘り下げる作業は、同じように大事です。

例えばある漫画家さんは、仕事中に山田洋次監督・渥美清主演の映画『男はつらいよ』のシリーズが大好きで、仕事中に繰り返し流していたら、作中で渥美さんが啖呵売をするシーンの口上を聞いただけで、どの作品か当てられるぐらい、徹底的に聞き込んだとか。そうなると、映画のほとんどのセリフが自然に頭に入っている状況ですから。稀代のコメディアンと名監督の映画49本を、丸暗記するぐらい深く読み込んだら、それは名作1000冊を1回だけ読むのとは、また違う創作者の財産になるでしょう。

創作の壁にぶち当たったときに

作品を作りつづけ、出版社に持ち込みや投稿を繰り返しているとどこかで壁にぶち当たると思います。またそもそも持ち込みや投稿の前段階として作品そのものが仕上がらないということもあるでしょう。

しかしながら、壁にぶち当たることそのものよりも壁について相談する相手がいないということが問題のケースが少なくありません。また同じ漫画家仲間では気を遣って意見を言えないという場面もあると思います。

MANZEMIのゼミは徒弟制度的に講師に悩みや疑問をぶつけることができます。また講師も第三者目線で回答します。

概要

頻度:月1回程度
曜日:第2火曜日19:30-22:00予定(第2火曜日でない月もあります。都度ご確認ください)
講師:喜多野土竜(編集者・漫画原作者)
方法:オンライン(Zoomを使用)
受講対象者:どなたでも参加いただけます
備考:解題作品の当日上映等は行いません。見ていない場合でも学べるようにはしますが、事前に視聴等を推奨します

開催内容

第1回:映画『千年女優』(2024年11月12日開催)

日時:2024年11月12日(火)19:30-22:00
講師:喜多野土竜(編集者・漫画家)
詳細・申し込み:https://note.com/manzemi/n/n157250c0d32c

※今後、こちらに開催履歴を追加していく予定です!